※『テイク』する映像とは、「あるものを撮る」ということを意味している。あるもの、とはウェディングをはじめとし、イベント、ドキュメンタリーなど自分の意思ではコントロールできない、進行があるものをこちらの意図で随時撮っていくもの。『メイク』する映像とは、「ないものを撮る」ということを意味している。イメージ重視のものをシチュエーション、ロケ地、キャストを選び、物語をつくって1カットずつセットアップして撮っていくもの。(鈴木佑介氏より)
第1回 座学 |
映像の概念と「テイク」する動画の基本 〜αの操作を覚えながら〜 動画の概念、撮影時のシャッタースピードや絞りなどの考え方、LogとRAWの違い、色域について動画制作に必要な知識と、テイクする映像の考え方・撮り方を中心に座学とワークショップで基礎から学びます。 |
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第2回 座学・編集実習 |
映像の編集を覚える① 〜DaVinci Resolveを使っての粗編集からデリバリーまで〜 編集ソフトウェアDaVinci Resolve(ブラックマジックデザイン社製)を使用して、ソフトウェアの初期設定から粗編集、本編集、プライマリグレーディング(基本的な色補正)、音編集、デリバリーまでを実習を通じて学びます。 |
第3回 実習 |
『テイク』する映像を演出する 〜特機を使ったクリエイティブ・ドキュメンタリー〜 ジンバル、ドローン、スライダーなど「カメラが動く」事でどんな意味が生まれるのか、基本操作と考え方を学び、ワークショップを通して、実践的に学びます。 |
第4回 実習 |
音声収録と照明づくりの考え方 〜インタビュー時のマルチカム撮影と編集〜 動画の品質を決めるのは「音」。現場別音声収録Tips、ライン収録の方法、EQによる変化、ラウドネス、MAの必要性など「音声」の基礎を学びながら、動画撮影で付いて回る「インタビュー撮影」での音声収録方法と照明の考え方をワークショップで学びます。 |
第5回 座学・実習 |
イメージを『メイク』する撮影と編集に 〜ビジュアルで語る映像とは〜
本当の「ビジュアルランゲージ」とは何か?物語(ストーリー)の考え方をロジカルシンキングで学び、「自分が見出したストーリー」を体現するカットの考え方、被写体への演出方法とライティング、プライムレンズを使用したワークショップで実践。また映像制作における「見積もり」「トラブルシューティング」「リスクマネジメント」など仕事において必要な事を学びます。 |
第6回 座学・編集実習・講評 |
映像の編集を覚える② 〜DaVinci Resolveを使ってのもうワンランク上の編集とセカンダリーグレーディング〜
ワークショップで制作した映像をプレビュー、講評を行い、それを基に、DaVinci Resolveを使用して、イメージに演出を加えるセカンダリーグレーディングの手法(ノードエディターやエフェクト、LUTの使い方、など)を学びます。 |
※協力:プロフォト株式会社
本講座のゴール
企業紹介パンフレットなどのリーフレット用に、①表紙、②プロフィール写真、③インタビュー中の写真、の計3点を光を操り撮影し、成果物をアウトプットすることをゴールとします。
①表紙:明るく、自然な、背景を活かした角判写真。
②プロフィール写真:屋内撮影でのバストアップ写真。背景は会社ロゴや白バックを想定し、丸切り抜きなどで使うことを想定。
③インタビュー中の写真:会議室などでの明るい雰囲気での取材中の自然な写真。
前半 座学 |
ライティングの概念や基礎 〜αの操作を覚えながら〜 以下を座学中心に学びます。
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後半 実習 |
光を操り、演出する 〜Profoto オフカメラ・フラッシュを使ったビジネスポートレート〜 実際のインタビュー撮影を想定し、モデルの方の撮影はもちろんのこと、撮影相手とのコミュニケーション(指示出し)や被写体・機材の配置なども実際に行い、各々撮影当日の流れを実際に通して体感し、インタビュー撮影のノウハウを学びます。
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