商品情報・ストア αアカデミー αアカデミー for Professional プロフェッショナル動画講座 講師コラムVol.1 -鈴木佑介-

αアカデミー for Professional

プロフェッショナル動画講座

講師コラムVol.1 -鈴木佑介-

みなさん、こんにちは。映像作家の鈴木佑介です。2018年5月より、全国5か所の校舎で全5回の「αアカデミー for Professional<プロフェッショナル動画講座>」を開講する事になりました。これから数回に渡り、この講座について色々と紹介していきたいと思います。

「突破」に向かう2018年。時流を見逃すなかれ。

一眼カメラでの動画撮影の普及によって、動画制作が当たり前となり、ジンバル、ドローン、VRと機材のテクノロジーの面に関してはすでに出揃い「ビデオグラファー」と呼ばれる人たちが表面化した2017年。 圧倒的なボケ感。高感度。プロでなければ描けなかった映像がある程度の知識とそれなりの機材があれば、映画のような映像を一眼カメラを使えば誰にでも撮れるようになりました。 2012年頃から普及した一眼動画は、我々の動画撮影の平均値を上げてくれました。いい意味で「自分たちはすごい」と夢を見せてくれたのです。

あれから約5年。今はどうでしょう? あたりを見渡せば、どこかで見たような綺麗なだけのそれっぽい映像ばかりが増えたと思いませんか? これからは「映像の時代」だ。「映像で地方PR」だ、と声高らかに上げ、みんながみんな映像を始めた結果、ロゴを変えたらどこのPRだかわからなくなる、同じような映像ばかりが生まれました。

それもそのはず、大勢の人たちはVimeoやYouTubeで、他者の動画を参考に制作をしているからです。 模倣から始まるのは間違っていませんが、本質を見極めずに形だけで追いかけた結果が今です。

前例があると流行り出す日本。あっという間に「それっぽい映像」が飽和しました。それは悪いことではありませんが、盛者必衰の理。同じようなものは飽きられます。

最近では何かを綺麗に「写した」映像ではなく、「ショートストーリー」や「メッセージ性」など、動画という媒体を使って描く「創り出す」映像が求められるようになってきました。

奇しくも2017年後半〜2018年は全てではありませんが「イチガン」で映像制作をはじめれば儲かると思って急増した映像制作者たちは 慌てふためき「作家性」だ、「独自性」だ、と改めて自分が進むべき道を模索、勉強し始めた時期でもあります。

私は日本の大半の「ビデオグラファー」と呼ばれる人達を「仕事しながら勉強する専門学生」だと定義しています。

本当の意味でまだ誰も「Video」で「Graph」していないからです。どこへ向かうか、何が得意なのか、彷徨っている状態、それがビデオグラファーなのです。

皆が「Back to Basics(原点回帰)」というか、基礎をきちんともう一度学ぼう、というこの2018年。 気づけば様々な形態で「スクール」「セミナー」が増えてきたのを実感すると思います。

そう、今年は「学び」の年です。鈴木佑介のαアカデミー for Professionalは、

・動画をきちんと学びたいビデオグラファー
・動画をきちんと学びたいフォトグラファー
・これからプロとして動画で食っていきたい人
・プロにならなくても、きちんと動画を勉強したい人

を対象に講座をゼロベースで行います。講座はα7シリーズを使用して行いますが、
ソニーユーザーでなくても、ソニーのプロサポート会員に登録していなくても参加できます。

大事なのは、やる気と「DaVinci Resolve14」が稼動するラップトップを持参できるという事のみ。(編集の授業があるのでこれは必須です!)

誰よりも早く何かを始める、というのはリスクを負うかもしれませんが、きちんと形にして、やり遂げれば、誰にも負けない武器になります。 私が言いたいのは、その学ぶタイミングを見誤らないことです。みなさんの参加をお待ちしています。

次回は「αアカデミー for Professional<プロフェッショナル動画講座>」で行う講座のより詳しい内容などを少しご紹介したいと思います。

鈴木佑介