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αcafe web マンスリーフォトコン「ぬくもりのひととき」連動企画 撮りかた講座 val.8 家族ポートレートを撮る 講師:フォトグラファー 清水哲朗
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ぬくもり感のあるポートレートを素敵に撮ろう!

ぬくもりが感じられるもののひとつとして、家族ポートレートが挙げられます。冬らしい柔らかな光や家族の表情、しぐさを生かした構図で撮ると、家族ポートレートがもっとすてきな作品に仕上がります。本講座を参考にして、さらにぬくもりが感じられる作品に仕上げてみませんか?

  • ぬくもり感のあるポートレートを撮ろう!
  • 家族の団らんを切り取ってみよう!
  • 冬アイテムでぬくもりのある写真に!

思い出に残るポートレートを撮ろう!マークの付いた写真はクリックして拡大し撮影条件を表示できます

ふわっとした質感やぬくもりを出すために、ポートレートに適した85mmのレンズを使ってみました。

ここがpoint ズームアップして主題をはっきりと!

撮りたい被写体にグッと近づいて、いかにシンプルに見せるかが、寄りのポイントです。その中でぬくもりを感じさせるためには、あたたかそうな服装も重要なアイテムになりますね。また、日が強過ぎると、ぬくもりというよりもまぶしいイメージになってしまうので、冬らしい柔らかな光が差し込む時間帯に撮影することも大切です。あとは、シャッターを切るタイミング。家族といて幸せだな、と思える瞬間を何枚も撮ってみる。家族ポートレートはテクニックだけではなく、気持ちで撮る部分も大きいと思います。

ポートレートに適した、軽量・コンパクトな中望遠レンズ
85mm F2.8 SAM

家族の一員であるワンちゃんと戯れる、子どもたちの表情を大切にしながら撮影しました。

広角でみんなの表情を写そう!

広角で撮影したこの写真は、三人が重ならないように気をつけながら、あえて画面を傾けてみました。日常の世界はまっすぐですが、画面を傾けることで被写体の動きを表現したり、ちょっとした非日常感を演出したりできます。また、芝生の緑を少し入れるなど、画面内の色を意識することで、あたたかみのある写真に仕上がります。あとは、被写体の表情をじっくり見ながらシャッターを切ることですね。

日常のスナップからポートレートまで幅広く活用できる標準ズームレンズ
DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

手前の目にピントを合わせてキャッチライトを入れることで、とってもイキイキとした表情に。

ここがpoint ピント合わせは、手前の目に!

ポートレートの場合、手前の目にピントが合っているほうが、写真の印象が強くなります。このとき、瞳の白い映りこみをキャッチライトと言いますが、レフ板や白い紙などを使って瞳にキャッチライトを入れてあげると、よりイキイキとした表情が切り取れます。オートフォーカスの設定を、15点からユーザーが任意にピントを合わせる位置を選べる「ローカル」や、マニュアルフォーカスを活用してみましょう。また、クリエイティブスタイルの「ポートレート」設定で撮影するときは、柔らかな光が入ってくる窓際で撮ると肌の質感をきれいに表現できるので、ぜひ試してみてください。


  • 奥(右)の目にピントを合わせた場合


  • 手前(左)の目にピントを合わせた場合

人物の表情をより印象的に表現できるポートレートレンズ
DT 50mm F1.8 SAM

冬は窓からの光も弱く、室内が暗くなりがち。撮ってみて少しでもブレたらISO感度を上げてみましょう。

ここがpoint 自然光を生かして柔らかな印象に!

ポートレート撮影は光の選びかたが重要です。あえて窓際の逆光を狙うと光が直接当たらないので、人物に程よい立体感が生まれて柔らかな印象になります。逆光を意識的に入れるというのがポイントです。ただし、逆光時は人物の表情が暗くなりやすいので、プラス露出補正が必要です。一回テスト撮影して、どのくらい補正をすればいいか確認したほうがいいですね。

露出ブラケットで、写真の完成度をアップ!

ちょっと明るさが足りないなと思ったら、露出ブラケット機能を使うと失敗が少なくなります。特にシャッターボタンを一回押して3枚撮れるモードにしておけば、撮影後にベストショットを選ぶだけ。こうすることで写真の完成度をより高められます。また、このようなシチュエーションは逆光で、背景が明るい場合が多いので、見た目より暗く写りがち。ちょっと明るめにしたかったので、大胆にプラス露出補正にしてみました。


  • 露出補正+0.3


  • 露出補正+1.0


  • 露出補正+1.7

露出ブラケットの設定方法(α65の場合)

α65本体背面のコントロールボタンの「ドライブモード」を押し、選択画面より「連続ブラケット」または「1枚ブラケット 」を選択してください。

*P/A/S/M/AUTOモード時のみ有効α65のドライブモードについて詳しくはこちら

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家族の団らんを切り取ってみよう!

ここがpoint 自然な表情を素直に切り取ろう!

午後の家族の団らんを切り取ってみました。団らんを撮るときは、演出はいらないと思います。スープがあってケーキがあるというだけで、子どもたちはウキウキしていますから、そこを切り取る感じです。撮り始めよりも、ちょっとお腹も気持ちも満たされて、和やかになってきたときがシャッターチャンス。自然ないい表情に出会えます。もちろん子どもたちの目線で、二人の表情が重ならないポジションであるとか、どちらもいい表情になった瞬間を狙う必要がありますね。あとは会話に入ったり、外からやさしく見守ったり。そんな心持ちでいろいろな表情を撮ってみてください。

  • ちょっとお腹が満たされて、いい表情になりました。

  • 室内の雰囲気も入れながら、自然な表情を切り取りました。

  • カメラを意識させないように、遠目からそっと狙いました。

ここがpoint 光や色を変えて、あたたかさアップ!

午後の柔らかな日差し。そのぬくもりを演出するには、窓を背にして撮るか、窓を正面にして逆光で撮るかで、写りも色合いも変わってきます。このときは柔らかな光だったので、順光でもいい雰囲気が出ていますね。ただ、光が強過ぎると、影や色が出すぎてしまうことがあるので注意が必要です。室内の雰囲気をより表現したいときは、逆光で撮影してみましょう。逆光で撮影すると、柔らかな立体感が作りやすく、ハイライトからシャドーまで自然な感じに写ります。さらにピクチャーエフェクトの「レトロフォト」でホワイトバランスを「曇天」に設定して撮影してみました。あえて色彩の度合いを少なくし、赤味をプラスすることで、イメージにフィットした写真に仕上げました。

  • 順光で撮影
    ホワイトバランス:オート

  • 逆光で撮影
    ホワイトバランス:オート

レトロフォト
ピクチャーエフェクト「レトロフォト」
ホワイトバランス:曇天
ミニチュア(オート)
ミニチュア(オート)
  • 食べかけのケーキにも、かわいらしさが出ていますね。

  • スープの飲みかたや椅子の座りかたなど、子どもらしいしぐさが詰まった一枚になりました。

+さらにひと工夫 視点を変えてひと味違った表情に!

子どもが作るものはかわいらしいので、そのまま撮ってもいいのですが、ピクチャーエフェクトの「ミニチュア」を使うことで、よりかわいらしさがアップします。「ミニチュア」で撮ると、仕上がりがかなりビビッドになるので、それぞれの色が引き立ちますね。ちなみに、この写真(上)は構図も工夫しています。普通は絵のほうにピントを合わせがちですが、散らかっているクレヨンを主役にすることで、そこに隠れている子どもらしいかわいらしさを表現してみました。あと、子どもらしいしぐさもポイントです。こういうシーン(下2点)を撮ってあげると、いい思い出になると思います。アップでその子だけを狙いがちですが、実はその周辺を絡めることで、ぬくもりのある日常を写し取ることができます。

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冬アイテムでぬくもりのある写真に!

ピクチャーエフェクトの「レトロフォト」で撮ったことで、イメージどおりのぬくもりを表現できました。

ここがpoint 季節のアイテムで、ぬくもりを演出!

冬の陽だまりを楽しみながら撮った一枚です。手ぶくろやカップから立ち上る湯気など、冬のアイテムでぬくもり感を演出してみました。湯気を撮るポイントは、暗めの背景で、冬の光に湯気が浮かび上がる位置をすばやく見つけること。そして、速めのシャッタースピードで撮影すること。写真に湯気が入るだけで、よりぬくもりが伝わりますよ。また、冬ならではの小物を主役にすることで、その場の雰囲気や家族のぬくもりを感じさせる思い出として残せます。あなたらしい冬アイテムを使っていろいろと撮ってみてはいかがですか。

冬の斜光に湯気がしっかりと浮かび上がりました。

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家族ポートレートを撮る:まとめノート ここがpoint 撮影アドバイスのまとめ

◎ ズームアップして主題をはっきりと!◎ ピント合わせは、手前の目に!◎ 自然光を生かして柔らかな印象に!◎ 自然な表情を、素直に切り取ろう!◎ 光や色を変えて、あたたかさアップ!◎ 季節のアイテムで、ぬくもりを演出!

家族ポートレートは、わざわざカメラを持ち出してどこかへ出かけるのではなく、日々を記録していくことだと思います。それを積み重ねていくことで、とっておきの瞬間に出会えるのではないでしょうか。日常のなにげない瞬間でも、心が動いたらシャッターを切ってみてください。そして、マンスリーフォトコンに投稿して、どんどん自慢してください。

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フォトグラファー 清水 哲朗

1975年横浜市生まれ。23歳でフリーランスとして独立。ライフワークとしているモンゴルでは独自の視点で自然風景からドキュメントまで幅広く撮影。2005年『路上少年』で第1回名取洋之助写真賞受賞。2007年NHK教育テレビ『趣味悠々』デジタル一眼レフ風景撮影術入門講師として出演。個展開催多数。公益社団法人日本写真家協会会員

http://www.tokyokarasu.net/
使用機材
  • デジタル一眼カメラ“α” SLT-A65VK 【キットレンズ:DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM】
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  • 単焦点レンズ 85mm F2.8 SAM SAL85F28
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  • 単焦点レンズ DT 50mm F1.8 SAM SAL50F18
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