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“いい音”のために贅(ぜい)を尽くしたポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1」 ソニーのオーディオ機器としては初めて発売されたポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1」。My Sony Club会員の皆様からは「この製品を使うといったいどうなるのか?」「いい音を出すためのこだわりは?」などの質問をいただいております。今回はそんな声にお応えし、開発者のインタビューを交えて商品の特長をご紹介します。
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ソニー初のポータブルヘッドホンアンプの機能と効果

ポータブルヘッドホンアンプは、“ウォークマン”やiPod/iPhone/iPadなどのデジタルオーディオプレイヤー、パソコンなどと接続して、ヘッドホンで音楽をより高音質で楽しむためのアイテムです。近年、音楽好きのユーザーの間で高級なヘッドホンが人気になっていますが、そのヘッドホンの実力を生かすにはより高品質のアンプが必要でした。そこで開発されたのがソニーならではの「いい音」へのこだわりがぎっしり詰まった「PHA-1」です。

多くのMy Sony Club会員から、ポータブルヘッドホンアンプの利用法や機能についての質問をいただきました。

My Sony Club会員の「ここが知りたい!」

  • 何をするものか、よくわかりません。(東京都 男性 30代)
  • そもそもなぜアンプが必要なのでしょうか? (東京都 男性 40代)

まずは、ポータブルヘッドホンアンプについてご説明します。

「PHA-1」の写真

ポータブルヘッドホンアンプの機能は、音声信号を増幅して、小さい音を大きくするというものです。もちろん、その機能はすでにポータブルオーディオプレイヤーには搭載されていますが、機種によっては必要最小限の機能しか持たないものが多いのも事実です。ポータブルオーディオプレイヤーは、ボディのサイズ制限やバッテリー持続時間の問題で、いい音質のための高出力アンプを搭載できないことがほとんどなのです。

ポータブルオーディオプレイヤーに付属するイヤホンなら、音質面でもさほど気にならないかもしれませんが、数万円もする高音質ヘッドホンを使うには力不足は否めません。そこでいま、高音質ヘッドホンの性能を引き出せる高音質なポータブルヘッドホンアンプが注目を集めているのです。

開発者が語る「いい音」への思いとこだわり

「PHA-1」の設計を担当したのは、長年カーオーディオのアンプICの開発を通して音響に携わってきた西野 康司。いい音への追求と製品が生まれるまでのこだわりを聞きました。

「音を聴いた瞬間に顔つきが変わります」

どのようにしてこの製品が生まれたのか教えてください。

西野:長年手がけてきたカーオーディオのアンプからヘッドホンの部署に移ってきたときに、ヘッドホンアンプをやってみたいと思っていましたが、なかなか実現しませんでした。しかし高級ヘッドホンが人気になり、市場のニーズもちょうど高まってきたことから今回この製品化が実現しました。高価なヘッドホンを購入しても、それを生かす環境が少なかったのをなんとか改善したかったのです。

西野 康司(にしのやすじ)の写真

ソニー ホームエンタテインメント&サウンド事業本部 V&S事業部 PE1部4課
西野 康司(にしのやすじ)

それはヘッドホンだけ高価なものを選んでも意味がないということですか。

西野:そんなことはないのですが、ホームオーディオで考えてみてください。とても大きなすばらしいスピーカーがあるなら、音源を再生するCDプレイヤーとアンプもそれに見合ったものを使っているはずです。アンプだけ品質の悪いものを使うことはないでしょう。それと同じで、いいヘッドホンを鳴らすにはいいヘッドホンアンプが必要なのです。

My Sony Club会員の「ここが知りたい!」

  • ヘッドホンアンプを使用すると、劇的に音は変わるのでしょうか?(東京都 男性 40代)

西野:すぐに違いがおわかりいただけます。開発の過程で外部の方に使ってもらう機会がありました。そのとき自分がいつも聴いているプレイヤーを使用してもらったのですが、みなさん音を聴いた瞬間に顔つきが変わったんですよ。音が流れた瞬間パッと笑顔に変わる、その光景を見ているほうが興味深かったくらいです。それくらい大きな違いがあるのです。iPodや“ウォークマン”のようなポータブルプレイヤーだけで音楽を聴いている方なら、その違いに驚くと思いますよ。

「ポータブルではなくホームオーディオ用のパーツを採用しています」

「PHA-1」の基盤の写真

「PHA-1」と“ウォークマン” Zシリーズの写真

この製品は他とはここが違うというポイントを教えてください。

西野:「PHA-1」はポータブルと名前がついてますが、この製品に使用しているパーツはポータブル用のものはなく、ほとんどがホームオーディオ用のパーツを採用しています。ポータブル用となると、どうしてもバッテリー持続時間などの都合で低電圧・低消費電力のものを使用します。でもいい音質を求めようと思うと高い電圧と消費電力がかかるのです。音質を求める以上は、ホームオーディオでいいといわれている評価の高いパーツを選んで使っています。具体的には、DACはWolfson Microelectronics社製の「WM8740」というホームオーディオ用の定評ある音質重視の高級パーツです。さらに電圧増幅部にTI社製の「LME49860」や、出力段に電流帰還型高級チップ「TPA6120」などを採用しています。
さらに回路の基板にも特徴があります。他製品の基板を見ると、両面基板を採用しているので回路がびっしり埋まっています。ところがこの製品は6層の多層基板を使っているので、回路や部品の配置に余裕があり自然な配置になっています。たとえば、USBから信号が入って、DACがあって、ボリュームを通って、ヘッドホン端子へ出てゆくといった信号の流れが基板を見るだけでわかります。アナログの場合にはこれが非常に大事で、シンプルであればあるほどノイズの少ないクリアな音になります。

My Sony Club会員の「ここが知りたい!」

  • 開発で苦労した点はどこですか?(千葉県 男性 20代)

西野:ポータブルをうたう以上、オーディオプレイヤーとの接続が重要になります。最終的にシリコンのベルトで止める方式になりましたが、こうしたケースの形状やデザインがまず決まらないと回路の設計ができないため、そこは苦労しました。デザインが決まらないことには、ケースの高さも決まらず、回路で使用するコンデンサーも決められないのです。音質のためにはコンデンサーも大きい方がいいのですが、ポータブルだけにそこまで大きくするわけにはいかないですし。あと1mm高さがあればこの部品が使えるのに、などと、そのあたりはいろいろ苦労しました。

「住宅環境に左右されない極上の音が手に入ります」

パソコンとの組み合わせでも利用できるようですが。

西野:手ごろなサイズのヘッドホンアンプですので、パソコンとの組み合わせも非常に重要視しました。PCオーディオという言葉が最近ようやく普及してきましたが、パソコンの横に置かれることは相当意識しています。PC接続ではUSBからのデジタル伝送をおこなう、いわゆるUSB-DACとして機能し、96kHz/24bitまでの音源に対応しています。そしてUSB接続で重要となるのが非同期対応という点です。PCからの信号をUSB経由で受け取るときは、同期型だとPCのクロックを基準としてDACまでを同期させてしまうのですが、これではPCで発生したひずみ(ジッター)がそのままDACにのってしまいます。しかし非同期型なら、ポータブルヘッドホンアンプに内蔵する高精度なクロックで再度生成し直すことで、ひずみの少ない、クリアなサウンドを再現できます。PCオーディオは本当にいい音になりますよ。それこそ、顔つきが変わるくらい(笑)。
かつては、「CDプレイヤーやカセットデッキ」「アンプ」「スピーカー」がオーディオ三種の神器でした。しかしPCで音楽を管理して再生する時代になって、「PC」「ヘッドホンアンプ」「ヘッドホン」が、PCオーディオ三種の神器ではないかと思います。この先、パソコンのわきには必ずヘッドホンアンプが置かれるようになってほしいと心から願っています。

西野 康司(にしのやすじ)の写真

ユーザーの方にここだけは知っておいてもらいたいポイントなどをお願いします。

西野:オーディオが嫌いな人は居ないと思うんです。いい音で聴きたいから、たくさんの人が高級なヘッドホンを購入されているのだと思います。ですから、本当にいい音を得るには「いいヘッドホンには、いいヘッドホンアンプが必要なのだ」ということを強くアピールしたいです。ぜひ一度、自分のよく聴いている音楽を持って、「PHA-1」の音を体験してみてください。音の違いにきっと驚くはずですから。

「PHA-1」先行展示情報

「PHA-1」発売前にいち早くご覧いただける、先行展示をおこなっております。ポータブルヘッドホンアンプについて興味を持たれた方、「PHA-1」を間近でご覧になりたい方、この機会にぜひご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。

【場所】
銀座・ソニーショールーム
ソニーストア 名古屋(2F)
ソニーストア 大阪

詳しくはこちら

「PHA-1」の特長

「PHA-1」の写真
iPod/iPhone/iPadとのデジタル接続に対応
iPod/iPhone/iPadなどのオーディオデータをデジタルのまま入力し、「PHA-1」の高品位アナログ出力への変換回路(DAC)で変換することで、プレイヤーからそのまま聴く音とはまったく違うワンランク上のサウンドを楽しめます。また“ウォークマン”やそのほかのプレイヤーともアナログ接続ができます。
アナログ回路の徹底した高音質化
35μmの厚膜銅箔プリント基板やオーディオ回路のフィルムコンデンサ等の高品位なオーディオ専用部品を採用することにより、ポータブルアンプながら徹底的な高音質化を実現します。また、アナログ回路とデジタル回路を分離させたレイアウトを採用することにより、干渉による不要な内部電気的ノイズの発生を低減し、クリアな音楽再生を実現します。
USB Audioに対応しCDを超える音質を実現
PCとUSBにより接続することで、CDの音質(44.1kHz/16bit)を超える96kHz/24bitの音源再生に対応。非同期方式(Asynchronous)を採用することで、PC側のノイズに影響を受けない高音質なサウンドを実現します。
ホームオーディオで利用する高品質パーツを採用
デジタル信号をヘッドホンに出力するためのアナログ出力への変換回路(DAC)には、据え置き型の高級アンプで使われる英 Wolfson Microelectronics社製の「WM8740」を採用。電源電圧は、モバイル機器ながら通常の3.3Vではなく5Vを使用し、SN比を向上させているなど、高音質を最優先したパーツを採用しています。
音質面とポータブルの実用面をおさえたボディ
ボディにはアルミケースを採用し、音質劣化の原因となる外部ノイズを低減。さらに亜鉛ダイキャストダンパーを採用して、持ち運び時の衝撃を防ぎ、移動時のボリュームノブや、ケーブルのプラグ部分を保護する機能を備えています。

「PHA-1」とあわせていい音を実現!

My Sony Club会員の「ここが知りたい!」

  • 実際の使用例を教えてください。(東京都 男性)
  • どんなスタイルでの使用を想定した商品なのですか? (広島県 男性 30代)

ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1」の使用例についてもたくさんのMy Sony Club会員から質問をいただきました。
「PHA-1」とソニー製品の「いい音」を実現する組み合わせ例をご紹介します。ぜひ、ご参考ください。

ヘッドホンはこの秋の新商品MDR-1シリーズがおすすめです。 ソニーのヘッドホンの歴史の中で、音質、デザイン、装着性をすべて兼ね備える決定版といえるシリーズで、「PHA-1」の開発現場では、このMDR-1シリーズを使ってテストはおこなわれました。この両製品の組み合わせによって「良いヘッドホンと、良いヘッドホンアンプによる極上のサウンド」が生み出されたのです。

MDR-1Rの写真

MDR-1シリーズは、ベーシックなスタンダードモデル「MDR-1R」、スマートフォンを軸にしたBluetooth環境での音楽再生を実現し、さらにワンタッチ接続(NFC)*機能を搭載したワイヤレスヘッドホン「MDR-1RBT」、先進的なデジタル方式により、騒音低減率約99.7%(当社測定法による)を達成したノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-1RNC」の3モデルから構成されています。

*ワンタッチ接続(NFC)機能を利用するにはNFC対応スマートフォン、またはおサイフケ―タイ®対応のAndroid™スマートフォンが必要です。また、スマートフォンにNFC機能対応のアプリをインストールする必要があります。対応機種に関してはこちらをご確認ください。

ソニーのヘッドホンMDRシリーズでは、1の型番は特別な製品という位置づけです。MDR-1シリーズは、究極のヘッドホンを目指した王道モデルとして開発されています。どのモデルも音質、デザイン、装着性には妥協を許さず、音を極めることを徹底的に追求しています。

ステレオヘッドホン

MDR-1R

ワイヤレスステレオヘッドセット

MDR-1RBT

ノイズキャンセリングヘッドホン

MDR-1RNC

ヘッドホン
MDR-1シリーズ

MDR-1R

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ポータブルヘッドホンアンプ

PHA-1

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いつでもどこでも、高音質を楽しみたい

いつでもどこでも音楽を楽しめるプレイヤー“ウォークマン”と、ポータブルヘッドホンアンプの組み合わせは相性抜群です。シリコンバンドで“ウォークマン”本体とアンプを固定すれば、カバンの中でも機器がバラバラにならずに便利です。

“ウォークマン”
Zシリーズ

NW-Z1000シリーズ

CDを超える、極上の音を楽しみたい

ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1は、パーソナルコンピューター“VAIO”と接続すれば、CDを超える96kHz/24bitの音源再生が可能です。パソコンのノイズを受けないクリアな音が楽しめます。

“VAIO”Zシリーズ

SVZ1311シリーズ