毎日持ち歩くスマートフォンに、大切な思い出の写真が埋もれていませんか? ソニーのパーソナルコンテンツステーション™「LLS-201」は、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真と動画をまとめて保存、再生・共有して楽しめます。
パーソナルコンテンツステーション「LLS-201」は、写真と動画を保存・再生できるネットワークストレージプレイヤーです。無線通信技術NFCを搭載し、NFC対応のスマートフォンやタブレットをタッチすることで、撮りためた写真や動画を手軽に保存できます。
専用アプリ「PCS Manager」(ピー・シー・エス マネージャー)を使って、保存した写真・動画にスマートフォンやタブレットからワイヤレスでアクセス。家じゅうのお好きな場所から、たとえばソファーでくつろぎながら写真をチェックしたり、ベッドに寝転んで動画を見たりすることもできます。
NFCは“Near Field Communication”の略称で、数センチほどの距離でデータをやりとりする近距離無線通信技術のひとつです。機器どうしをかざしたりタッチしたりすることでデータ通信をおこないます。タッチ操作は直感的であると同時にすばやくおこなえるため、機器の認証や機能の切り替えといったスイッチとしての利用のほか、電子カギ(ロック)や電子マネーの決済手段などへの広がりが期待されています。
パーソナルコンテンツステーション 「LLS-201」はNFCを利用した“ワンタッチ”というシンプルな操作で写真と動画の保存ができます。そして保存した作品画像はWi-Fiを通じてスマートフォンやタブレット、テレビなどさまざまな機器で楽しむことができます。“ワンタッチ”というシンプルな操作は、写真と動画の管理や楽しみかたに何をもたらすのでしょうか。パーソナルコンテンツステーションの企画・開発担当者に話を聞きました。
──パーソナルコンテンツステーションはNFCとWi-Fiを組み合わせることで、対応スマートフォンをタッチするシンプルな操作で写真と動画の保存ができます。タッチして保存というアイデアはどのようにして生まれたのでしょうか
後藤:デジタルカメラやスマートフォンの登場で、写真や動画はますます身近な存在になりました。ただ身近になって撮影の回数が増えたぶん、ちょっと見ただけでカメラの中に撮りっぱなしになっている写真や動画も増えているんじゃないかと。それらをスマートフォンやカメラから取り出して、見て楽しむ機会を増やしたい、というのがパーソナルコンテンツステーションのコンセプトのひとつです。
外出や撮影から帰ると、つい「保存はあとでいいや」と思ってしまいがちです。すると、どんどんスマートフォンやカメラに写真がたまってきますよね(笑)。メモリーカードいっぱいにたまると、そこから写真や動画を取り出すこと自体が大変になってしまう。せっかく思い出を記録したのに、それを見て楽しむことがめんどうになってしまうのはあまりにももったいない。そこで、写真や動画を取り出す手間を可能なかぎり減らそうと思い、注目したのがNFCです。
──スマートフォンをパーソナルコンテンツステーションにかざすと自動的に撮影した写真や動画が転送されますが、これはどういう仕組みなのでしょう?
後藤:NFC機器内蔵のスマートフォン、タブレットをパーソナルコンテンツステーションに“ワンタッチ”すると、スマートフォンにインストールされた専用アプリケーションが起動され、写真や動画の自動転送を開始します。このとき、以前に取りこんだ写真や動画がスマートフォンに保存されていたとしてもそれらをスキップして、新規に撮影された写真と動画だけを転送します。
──パーソナルコンテンツステーションに取りこんだ写真や動画をスマートフォンやタブレットの専用アプリですべてコントロールする、という点がユニークですが、これはどういった理由から生まれたのでしょうか?
後藤:スマートフォンやタブレットが身近な存在になってきて、ご家庭にホームネットワークのある方も増えている。そういった昨今の状況を踏まえて、思い立ったときにすぐに写真が見られるようにするにはどうするか、という考えかたから、スマートフォンやタブレットからすべての操作をするという大前提を導きました。専用アプリ「PCS Manager」は、パーソナルコンテンツステーションへの写真や動画の取り込みから再生、管理、そしてお手持ちの別アプリへ画像をシェアしてクラウドサービスにアップする、といった操作も可能です。
──家庭内のどこからでもアクセスできるということは、リビングや自室以外の場所にパーソナルコンテンツステーションを置くこともできますね。
後藤:そうなんです。たとえば玄関先にパーソナルコンテンツステーションを置きたいというご意見もうかがいました。外出から戻ったらまずはタッチして写真と動画の保存をしたいということでした。Wi-Fi接続ですので、保存作業が始まってからスマートフォンを持ち歩いても問題ありませんし、そのままリビングや自室へ行って電話をかけたりメールをチェックしたりすることもできます。写真を閲覧するときも、家じゅうどこからでもパーソナルコンテンツステーションにつながるので、設置場所まで写真を見にいく必要もありませんしね。
スマートフォンとパーソナルコンテンツステーションのNFCマークどうしを重ねれば、写真と動画を自動で転送する。“ワンタッチ”というアクションで写真と動画の保存が完了。
パーソナルコンテンツステーションの写真と動画はスマートフォン・タブレットを使って再生・管理する。何百枚とある写真と動画もタップやフリックといった操作で見たい画像を選び、スマートフォン・タブレットの画面にてワイヤレスで楽しむことができる。
──パーソナルコンテンツステーションは“ハンディカム”や“サイバーショット”などさまざまなカメラと接続して、写真と動画を保存することができます。さらにスマートフォンやタブレット、テレビと、再生機器の種類も多種多様ですね。
後藤:今、家の中にカメラが2台、3台とあることはそんなに珍しくありません。たとえばお父さんは“ハンディカム”を、お母さんはスマートフォンと、撮影する人ごとに機器が異なるご家庭もあることでしょう。ただ、撮影する機器が複数あるとデータもばらばらに保存されることが多くなり、ときには家族の間でも互いにどんな写真を撮っているのかわからない、知らないということも出てきますよね。
撮影した写真や動画をパーソナルコンテンツステーションにまとめて保存すれば、写真や動画を好きなときにいろいろな機器で見たり共有したりできるようになります。たとえばパーソナルコンテンツステーションをHDMIケーブルで〈ブラビア〉と接続して“ハンディカム”の動画を大画面に映したり、“α”で撮った写真をXperia™ Tabletからお手持ちのアプリを使って“PlayMemories Online”などの写真・動画共有サービスやSNSへコメント付きでアップロードしたりといったことも可能です。
──リビングではテレビで、自室ではスマートフォンで、といったように、そのときの気分や状況に合わせて写真や動画を見る方法を変えられますね。
後藤:そうですね。「これはおもしろい」と思った動画ならテレビの大画面で大勢で見たくなりますし、タブレットでその日撮った写真を一人でざっと確認したいときもありますよね。
いろいろな機器に散らばっている大切な記録をパーソナルコンテンツステーションにまとめられれば、思い出から新しい発見が生まれるきっかけになるかもしれません。旅行や運動会といったイベントは、同じシーンでも家族や友だちが撮ったものは違う視点と新鮮な感覚で振り返ることができますし、思い出が積み重なることで季節の移り変わりや家族の成長をパーソナルコンテンツステーションを通じて追体験できるのではないでしょうか。
スマートフォン、タブレットに保存されている写真・動画は、Wi-Fi接続によりワイヤレスでパーソナルコンテンツステーションへ取り込めます。また、ソニー製のWi-Fi機能付きデジタルカメラからは、無線アクセスポイント経由でワイヤレス取りこみができます。
──Wi-Fiを通じてデータを保存する、という点では4月30日発売予定のポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」と共通するものがあります。この2つの機器はどのような点が異なるのでしょう?
後藤:ワイヤレスでファイルを転送・保存するという点ではパーソナルコンテンツステーションもポータブルワイヤレスサーバー「WG-C10」も同じですね。しかし、大きく異なる点もあります。「WG-C10」は、パソコンやスマートフォンがどのファイルをどこに転送・保存するのかコントロールする必要があります。たとえばスマートフォン内にあるデータをバックアップしたい場合、バックアップしたいデータを選択し、どのフォルダにコピーするのか指定して、そのとおりに実行される、といった具合に。つまり「WG-C10」を使用するときは、すべての動作指示をパソコンやスマートフォンがコントロールしているんです。
パーソナルコンテンツステーションは、この流れが逆なんです。つまり、Wi-FiやUSBで接続されたスマートフォンやカメラへ、パーソナルコンテンツステーションが写真や動画を“取得しに行く”んです。パーソナルコンテンツステーションに“ワンタッチ”するだけで、まだ保存されていない画像をピックアップし自動転送・保存できる理由はそこにあります。Wi-Fi接続されたスマートフォンを“ワンタッチ”したら、あとはユーザーがする作業はありません。
──“タッチ”操作のカギとなるNFCは、これから本格的な普及が見こまれる規格です。
後藤:Xperia™ Z、Xperia™ Tablet Zといったスマートフォン、タブレットを中心として、ワイヤレススピーカー「SRS-BTX500」やワイヤレスステレオヘッドセット「DR-BTN200」など、NFCでつながる機器は急速に充実しつつあります。NFCの便利さが知られるようになると、ますます対応機器が増えるという好サイクルに入りつつあると感じています。パーソナルコンテンツステーションの提供する「ワンタッチバックアップ」の利便性によりNFC普及がいっそう推進され、対象機器が増えていくことを願っています。
──中央部がくぼんだパーソナルコンテンツステーションの独特なデザインはどのように生まれたのでしょうか?
後藤:真ん中がくぼんでいるのはデザインの一部であると同時に、実はスマートフォンの「普段の置き場所」を意識してのことなんです。お皿がいい例なんですが、真ん中がくぼんでいるデザインというのは、心理的にものを中央に置きたくなるんですね。パーソナルコンテンツステーションはUSB端子から最大2.1アンペアの給電が可能で、スマートフォンやタブレットなどを急速充電することもできます。デジタルカメラから写真を取り込むときの置き場として、そしてスマートフォンの充電中にも、お皿の中央部分に置いてもらうように、という思いが込められたデザインなんです。
デザインのカギとなっているくぼみの角度と深さは、何度も試作を繰り返したデザイナーのこだわりの結晶です。上面の塗装も、ものを置いても汚れや傷が付きにくく、さらっとした仕上げになっています。置きやすさ、取りやすさ、そして表面の触感を店頭などでぜひ実際に体験してみてください。
横から見ると中央部のくぼみがよくわかる。上部の“お皿”の部分が張り出しているのは、スマートフォンなどを置ける適度なスペースを持たせたため。
本体上面にカーブを持たせたことで、Xperia™ Zのような平たい板状の機器でもサッと取ることができる。
パーソナルコンテンツステーションは埋もれがちだった写真と動画をいつでも楽しめることを目指して開発しましたが、役割はそれだけではありません。保存した写真と動画を一元管理することでバックアップのある環境を持つことができます。さまざまな機器でたくさん撮影する、家に帰ると同時に保存する、テレビやタブレットで思い出を振り返る、そしてまた新しいイベントを撮影する。パーソナルコンテンツステーションを使って“撮る”、“保存する”、“見る”が循環することで、カメラと思い出を楽しむお手伝いになればと思っています。
スタイリッシュな充電台としても活躍しそう。携帯やカメラがごろっと机の上にあると寂しそうなので・・・。──ニックネーム:シロさん(40代 男性)
スマートフォンで撮影した動画作品の公開をする。映画上映会を開きたいです。──ニックネーム:ゆかぼんさん(20代 女性)
旅行に持って行って使いたいです。──ニックネーム:Puffさん(50代 女性)
データの入口として使いたい。Wi-Fi経由NFC経由SDカードや入力が豊富なので一元管理しやすそう。──ニックネーム:ピンボールさん(40代 男性)
子どもの写真を成長の記録としてアルバムがわりに使って一生残したい。そして子どもの結婚式に流せたらいいですね。──ニックネーム:あすなろらいおんさん(40代)
大量にある写真を簡単に検索できると、それだけで楽しいかもしれません。──ニックネーム:ノアノアさん(10代 女性)
パーソナルコンテンツステーション 「LLS-201」は“ワンタッチ”というシンプルな動作で写真と動画の保存が可能になりました。保存した画像はスマートフォンやタブレット、テレビなど、さまざまな機器からワイヤレスでアクセスでき、自室のベッドに寝転んでタブレットで写真を見たり、家族いっしょにテレビで動画を楽しんだりといったこともできます。
家じゅうにあるカメラの中で撮りっぱなしになっていた写真や動画を集めると、忘れかけていた思い出に再び出会えます。あなたの大切な作品や思い出の場面を、好きな場所で、自由なスタイルで楽しむうちに、今まで気づかなかった“新しい”お気に入りの一枚が見つかるかもしれません。
※ “SONY”、“make.believe”はソニー株式会社の商標です
※ “パーソナルコンテンツステーション”、“ハンディカム”、“サイバーショット”は、ソニー株式会社の商標または登録商標です
※ “PlayMemories Home”はソニー株式会社の商標です
※ 「Xperia」はSony Mobile Communications AB の商標または登録商標です
※ NFC(Near Field Communication)は近距離無線通信技術の国際標準規格です
※ “N-Mark”ロゴは、NFC Forum,Inc.の商標あるいは登録商標です
※ Facebookは、Facebook Inc.の商標または登録商標です
※ Android™、Androidマーケット™、Google Play™は、Google Inc.の商標または登録商標です
※ 本ページに掲載している情報は2013年4月18日現在の情報であり、予告なく変更される場合がございます