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豊かな才能を世に送り出し続けるソニー・ミュージックアーティスツのチャレンジングスピリット ミュージシャン、俳優、タレントからお笑い芸人、文化人、スポーツ選手まで──。幅広いジャンルにわたって多種多様な才能が所属しているソニー・ミュージックアーティスツ(以下SMA)。優れたクリエイターやパフォーマーたちを縁の下で支え、その活躍の場を一緒に創ってきた、ソニーミュージックグループのアーティストマネージメント会社です。ユニークなイベント開催、各種オーディションによる新人発掘、さらには携帯電話向けのアプリ開発など、そのビジネス展開は単なるプロダクション(事務所)の枠に留まりません。常に「おもしろいこと」を探しながらどこまでも広がっていく、SMAのチャレンジングスピリットに迫ります。

アーティストの気持ちを大切にするマネージメント会社

ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員会長 原田 公一(はらだ・きみかず) ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員社長 高橋 章(たかはし・あきら)

SMAの前身となるエイプリル・ミュージックが設立されたのは、日本の音楽界が大きな転換期にあった1970年代の半ば。以来、アーティストのマネージメント業務を中心に、SMAはさまざまな領域にビジネスを広げてきました。代表取締役 執行役員会長の原田公一いわく、その社風をひと言で表現すると「いい意味でのアマチュアリズム」。仕事の守備範囲が広がっても「まずアーティストのモチベーションを優先し、彼らがおもしろいと感じることを一緒に創り出していく」という雰囲気は今も変わりません。

「ソニーミュージックというレコード会社の傘下でスタートしたこともあって、音楽好きの若者が集まってワイワイやっている感覚がどこかに残っているんですね。見かたを変えれば、素人っぽさが抜けないということかもしれませんけれど(笑)。そういったフレッシュさみたいなものは良くも悪くも僕らの持ち味だし、実はアーティストとの関係においては、そこが大事かなという気はするんです」(原田)

シンガー、タレントとして個性あふれる活動で注目を集める木村カエラ(きむら・かえら)

シンガー、タレントとして個性あふれる活動で注目を集める木村カエラ(きむら・かえら)

奥田民生、PUFFY、木村カエラ──。たしかにSMAには、マイペースで自分らしい表現を続けているアーティストやタレントがたくさん所属しています。おもにタレント部門を統括している高橋章・代表取締役 執行役員社長は、その理由を「SMAが究極のボトムアップ組織だから」と考えています。

「個人のオーナーが立ち上げたプロダクションとは違って、SMAのメンバーはみんな現場からの叩き上げなんですね。トップダウン方式で何かが決まるということは昔からほとんどない。それぞれの社員が、自分でいいと判断したアーティストなりタレントとじっくり付き合ってきた結果として、今のSMAのカラーみたいなものがあるんだと思います。その伝統を変えないためにも『好きなことをしていいから、きちんと利益は出しなさい!』とみんなのお尻を叩くのが、今の僕の仕事ですね(笑)」(高橋)

実際、高橋は80年代の「おニャン子クラブ」時代に国生さゆり、渡辺満里奈という才能を育て、ミュージシャン中心だったSMAにタレント路線の先鞭をつけました。また原田も、バンドブーム時代からユニコーンのメンバーに慕われる名物マネージャー、通称ダーハラさんとしてファンにはなじみの存在。今も寸暇を惜しんで、若手のライブ会場を飛び回っています。

SMAの顧問を務める徳光 和夫(とくみつ・かずお)(左)と奥田 民生(おくだ・たみお)(右)

SMAの顧問を務める徳光 和夫(とくみつ・かずお)(左)と奥田 民生(おくだ・たみお)(右)

2009年7月には、所属アーティスト・タレントの代表として、徳光和夫と奥田民生がそれぞれSMAの「顧問」に就任し、話題を呼びました。これも実は、高橋・原田の相談で決めたことでした。

「顧問といってもとくに実務をお願いするわけではなく、むしろ事務所の看板として存在感をアピールしてもらったり、それ以上に社内や所属アーティスト・タレントの求心力を高めたりする意味で、お力を借りることにしました。後輩への有形無形のアドバイスだったり、いわば精神的支柱という感じですね。ちなみに奥田さんは生まれて初めて名刺を作って、喜んでみんなに配ってくれたそうです(笑)」(高橋)

音楽分野ではいち早く海外進出を敢行

SMAでは、早くから所属アーティストたちの海外進出にも積極的に取り組んできました。北米でアニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」のキャラクターとなり大ブレイクしたPUFFY、北欧を中心にヨーロッパで人気を誇るアンティック‐珈琲店‐(現在は活動休止)などが、その代表格です。

「全世界的にCDセールスが落ちている今、ライブを中心とした分野をきっちり強化していくことはビジネス的にとても重要。リスナーの間でも、複製ではなくオリジナルの演奏を体験したいというニーズは、強くなってきています。最近は北京、上海、台北などにもいいライブハウスができてきている。今後はやはりアジアも視野に入れ、バンドによってはツアーの一環としてアジアの国々を回るくらいの気持ちでやっていきたいですね」(原田)

この9月には、15周年を迎えたPUFFYが久々にアジアでライブを敢行。また来年10周年を迎えるCHEMISTRYは、ジョン・ウー監督自身が製作総指揮を務めた韓国リメイク版『男たちの挽歌』の主題歌を担当しています。

全米でブレークを果たしたPUFFY(パフィー)「男たちの挽歌」(邦題)の全世界主題歌を歌うCHEMISTRY(ケミストリー)

左:全米でブレークを果たしたPUFFY(パフィー)
右:「男たちの挽歌」(邦題)の全世界主題歌を歌うCHEMISTRY(ケミストリー)

もちろんアジアだけではありません。毎年3月にアメリカ・テキサス州のオースティンで開かれる世界最大級の音楽見本市“SXSW2010”(サウス・バイ・サウスウェスト2010)に、今年はチャットモンチーと新人のOKAMOTO’Sが出演。この音楽見本市は、かつてはPUFFYが北米でブレークするきっかけになりました。

「私も足を運びましたが、チャットモンチーもOKAMOTO’Sもアメリカの観客にすごく受けていました。海外で評価されることは、本人たちはもちろん、ファンや後発のバンドにとっても大きな自信につながるはず。それぞれのアーティストに合った形で、今後はいろんな軸足の置きかたを考えていくことも必要ですね」(原田)

“SXSW2010”にてチャットモンチー(左)とOKAMOTO’S(右)のライブ

“SXSW2010”にてチャットモンチー(左)とOKAMOTO’S(右)のライブ

徳島出身の3人組女性ロックバンド チャットモンチー

徳島出身の3人組女性ロックバンド チャットモンチー

全員19歳の4人組バンド OKAMOTO’S(オカモトズ)

全員19歳の4人組バンド OKAMOTO’S(オカモトズ)

ユニークな新人発掘活動

長友 光弘(ながとも・みつひろ)と小林 優介(こばやし・ゆうすけ)によるお笑いユニット、響(ひびき)

長友 光弘(ながとも・みつひろ)と小林 優介(こばやし・ゆうすけ)によるお笑いユニット、響(ひびき)

もうひとつユニークなチャレンジを続けているのが、新人発掘活動。それも開かれたオーディションという形での人材発掘です。SMAでは毎月、俳優・タレント・シンガー・アーティストなどの各分野で「年齢・性別・国籍・形態などの制限一切なし」のマンスリーオーディションを開催。マネージメント会社がこのような定期開催をおこなうケースはきわめてまれと言えます。また、マイスペース株式会社と組んだ「プリプロ」では、ソーシャルネットワークサービス(SNS)「Myspace」を通じて成長の可能性を秘めた人材を広く募るという新しい試みにチャレンジ。「プリプロ vol.1」でオズ、ザ・ビートモーターズという2つのバンドがSMAと契約を結びました。

さらに2005年には、お笑い芸人育成システム「SMA NEET Project」をスタートさせました。有料のスクール形式ではなく、お笑い芸人を目指している若い人材と「一緒に大きくなっていく」環境を無償で提供するスタイル。ここから登場した響は、今やバラエティー番組に欠かせないキャラクターとして活躍中です。

「月に1回、東京・千川にある『Beach V(ビーチブ)』という稽古場兼劇場で『SMAトライアウトライブ(笑)』というお笑いライブを定期開催しています。生の現場でお客さまを笑わせる修行を積んで伸びてきた人を、たとえば地上波のテレビに売り込んでいく。そういう二層構造をきっちり作っていきたいですね」(高橋)

東京・千川の劇場『Beach V(ビーチブ)』で開催されるお笑いライブ

東京・千川の劇場『Beach V(ビーチブ)』で開催されるお笑いライブ

大盛況だったイベント『ベストヒット☆SMA』

常に新しいこと、おもしろいことにチャレンジするのがSMAスピリット。2010年10月17日(日)には、SMAに所属する多様なジャンルの音楽系アーティストが参加するライブイベント『ベストヒット☆SMA』を開催しました。渋谷、原宿エリアのライブハウス、ホール全10会場をジャック。各会場でライブを終えたアーティストたちが東京・渋谷C.C.Lemonホールに集結し、この日のために共作したイベントソング「ベストヒット☆SMA〜Song Meets Audience〜」を合唱しました。

「文化祭や学園祭と同じで、一つの出し物をみんなで作ることによって一体感が生まれるでしょう。今回のイベントでも社内に実行委員を設けて、約10か月かけて準備しました。テーマ曲を配信したり、会場ごとにTwitterの公式アカウントを設けたり。宣伝、インターネット担当から現場マネージャーまでみんなでアイデアを出しあったので、やたら仕事が増えてしまったんですけれども(笑)。お客さまにとって楽しいことなら、やれることは全部やろうと。そうやってアーティストとスタッフが一緒に何かを創り、その達成感が次の何かにつながっていく。それが僕らの仕事の原点だと思うんです」(原田)

SMAのミュージシャンが渋谷C.C.Lemonホールに集結。代表取締役会長の原田もステージに上がった

SMAのミュージシャンが渋谷C.C.Lemonホールに集結。代表取締役会長の原田もステージに上がった

『ベストヒット☆SMA』について詳しくはこちら

『ベストヒット☆SMA』について詳しくはこちら

『ベストヒット☆SMA』

左上:デビュー曲「バレンタイン・キッス」を披露した国生さゆり(こくしょう・さゆり)(渋谷C.C.Lemonホール)
右上:圧巻のライブを繰り広げたユニコーン(渋谷C.C.Lemonホール)
中左:骨太なライブが魅力のガールズ・ロックバンド、チャットモンチー(eggman)
中右:CHEMISTRYは冨田ラボやbirdとコラボレーションを繰り広げた(CLUB CUATTRO)
左下:PUFFYは新曲「RGW」を初披露した(SHIBUYA-AX)
右下:“女子高生のカリスマ”と称される西野カナ(にしの・かな)(SHIBUYA-AX)

『ベストヒット☆SMA』

INTERVIEW

SMAの代表取締役 執行役員会長を務める原田公一は、人気ロックバンド、ユニコーンの名物マネージャーとして知られてきた「SMAの顔」とも言える存在。音楽系のマネージメントを牽引し続ける彼に現在取り組んでいる活動や今後の展望を聞きました。

僕はずっと音楽が好きで、学生時代も学業そっちのけでライブハウスでアルバイトをしていました。そこで知り合った南佳孝さんのマネージャーになったご縁で、1979年にSMAの前身であるエイプリル・ミュージックに入りました。以来、ずっとマネージメント畑にいます。限られた範囲ですが、ニューミュージックからバンドブーム、J-POPSに至る日本の音楽シーンに立ち会ってきたと思います。まあ実際には、アーティストがやりたいことを一緒にやってきただけで、何かヒットを仕掛けたという記憶はほとんどない。ユニコーンもPUFFYもみんなそう。人との出会いだけで生きてきたようなものですね(笑)。

今の仕事は、いわば船の舵取り。会社の基本方針だけ定めて、後は社員のみんなに任せればいいと考えています。ただ、昔はCDの市場が大きかったので、わりあい先が見えやすかったと思うんですよ。今は何となく、薄暗い大海原に漕ぎ出している感じでしょうか。辺りが真っ暗になってしまう前に、いろいろ布石を打たなければいけません。パッケージや配信のビジネスをきちんと充実させていく必要があると思っています。たとえば海外ライブなどがそうですね。

ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員会長 原田 公一(はらだ・きみかず)

今新たに挑戦を始めているのは、今年3月にオースティンの“SXSW2010”(サウス・バイ・サウスウェスト2010)に出演したチャットモンチーとOKAMOTO’S。チャットモンチーに関しては、その後公演したニューヨークでも非常に受けていました。少年ナイフに通じるキッチュな魅力と深くて鋭い詞のギャップは大きな武器になると思う。英語版サイトに訳詞を掲載したり、そこをきちんと伝える工夫をしています。OKAMOTO‘Sも“SXSW2010”の直後にオーストラリアからツアーのオファーがありましたね。イギリスやアメリカでも、ここ最近ティーンエイジャーのいいロックンロールバンドが同時多発的に出現しているので、それとシンクロニシティー的に捉えられているのかもしれません。オーストラリアを振り出しにイギリス、アメリカとぜひ進出していきたいなと。

ニューヨークでおこなわれたOKAMOTO’Sのライブ

ニューヨークでおこなわれたOKAMOTO’Sのライブ

ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員会長 原田 公一(はらだ・きみかず)

インターネットが普及した今、日本の最新音楽情報をいち早くキャッチしている聴き手は海外にもたくさんいますし、ローカルプロモーターの側も非常によく勉強しています。アーティストととことん話し合いつつ、国内外問わずお客さまが喜んでくれることにはどんどん挑戦していきたいですね。

Kimikazu Harada

INTERVIEW

SMAでは俳優、タレント、お笑い芸人、文化人、スポーツ選手ら、音楽以外の分野で活躍する人々のマネージメントも幅広く手がけています。新たな分野へ挑戦し続けるSMAの代表取締役 執行役員社長を務める高橋 章に話を聞きました。

私がソニーミュージックの前身となったレコード会社、CBS・ソニーからエイプリル・ミュージックに異動してきたのが1986年。ちょうどフジテレビで『夕やけニャンニャン』が立ち上がる時期で、まず最初に国生さゆりと渡辺満里奈のマネージメントを担当しました。それまでSMAに所属していたのは99%がミュージシャンだったので、あえて音楽分野以外のタレント、俳優、司会などのフィールドを広げていこうと思ったんです。わかりやすく言うと、地上波放送の番組でレギュラー枠を獲得してギャランティーを稼ぐ。さらに、そこで獲得した知名度をCMに結びつける。ただCDマーケットが厳しいのと同じように、地上波やCMの制作費も必ずしも潤沢とは言えないのが現状。双方のビジネス構造が変わりつつある中で、いかに利益を上げていくかというのが目下の課題です。

そのためには回り道に思えても、自前で優れた人材をそろえることが重要になります。そこで2005年4月に「SMA NEET Project」というお笑い芸人の育成システムを始めました。お笑い芸人を目指している若者たちに定期ライブという“場”を提供して、真剣勝負でお客さまの評価を得ながら一緒に成長していこうという発想です。実際、劇場に足を運んでみると、客席の熱さに驚かされますね。僕たちの時代はバンドをすることがモテるための手段だったけれど、今の若い女性は、まるでデビュー前のアーティストを追いかけるような感覚でお笑いのライブを楽しんでいる。ステージに出て笑いを取るということの価値が、どんどん上がっているのを実感します。本当に満足できる結果にはまだまだ至りませんが、「絶対売れてやろう!」という意気込みで入ってきてくれる人は尽きない。継続してこそ結果が出るものなので、頑張っていきたいですね。

ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員社長 高橋 章(たかはし・あきら)

2008年には石黒賢を迎え、俳優のマネージメントにも本格的に参入しています。最近では「SMAティーンズオーディション」でグランプリを受賞した倉科カナがNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』でヒロインを演じたり、同じくSMA主催のティーンズオーディション『HuAHuA 2008』グランプリの橋本愛が映画『告白』に抜擢されたりと、オーディションによる人材発掘の成果も上がっています。またオーディション出身ではありませんが、木村カエラという自由で感性豊かなSMAらしいアーティストを送り出せたのも大きなトピックかもしれません。

倉科 カナ(くらしな・かな)

倉科 カナ
(くらしな・かな)

橋本 愛(はしもと・あい)

橋本 愛
(はしもと・あい)

ソニー・ミュージック アーティスツ 代表取締役 執行役員社長 高橋 章 (たかはし・あきら)

個人的には、やはり地上波放送というメインストリームの中で大きな存在感を発揮できる人材を育てていきたい。タモリさん、ビートたけしさん、爆笑問題さんのような業界を席巻するタレントを、いつかSMAから送り出したいですね。

Akira Takahashi

日々変化を続けるエンターテインメント業界で、“人”とのつながりを大事にし、ユニークなアイデアで新たなチャレンジを仕掛けていくSMA。アーティストたちの好奇心やモチベーションを優先し、一緒に個性を伸ばしていくマネージメントは、豊かな才能を世に送り出し続けています。SMAはこれからも、愛と遊び心あふれるサポート力で、さまざまな舞台で活躍するアーティストたちを縁の下で支えていきます。

 

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